目標と方針

年齢別保育目標

0歳児

◎保健的で安全な環境の中で、個人差に留意しながら離乳の完成、歩行の開始、ことばの発生を助ける。

(1)基本的な習慣の芽生えを養い、しだいに離乳の完成をはかる。
(2)保育士への依存の欲求を満たしてやり、安定した人間関係の基礎を養う。
(3)喃語を受け入れてやりながら、ことばの発生を助ける。
(4)身の回りの音や色、動くものを聞いたり見たりして、その楽しさを経験させる。
 

1歳児

◎情緒の安定をはかりながら、社会生活に適応するための芽生えを助長させる。

(1)おもちゃや生活用具を自由にいじらせ、外界に対する好奇心や興味を育てる。
(2)遊びの中で子ども相互の触れ合いを経験させる。
(3)生活やあそびの中で、ことばのやりとりを楽しむようにさせる。

2歳児

◎運動機能を伸ばし、自分でしようとする気持ちを大切にしながら、模倣、言語活動を促し、友だちとの関係を広げて表現活動の芽生えを育てる。

(1)自分でしようとする気持ちを養いながら保育士の手助けを通して基本的な習慣が身につくようにする。
(2)保育士が仲だちとなって、友だちとのつながりや言葉のやりとりや身の回りのものに親しんだり、触れたりして関心を育てる。

3歳児

◎個々の子どもの要求を、大切にしながら、基本的な習慣の自立をはかり、集団生活への適応の初歩を経験させ、あそびを通して生活経験を広げ、創造の芽生えを育てる。

(1)個々の子どもの要求を大切にする。
(2)基本的習慣の自立をはかる。
(3)集団生活への適応の初歩を経験させる。
(4)あそびを通して生活経験の拡大と創造の芽生えを育てる。

4歳児

◎いろいろな自発活動の場を十分に与え完成の喜びをもたせ、自立の心を育てていく。

(1)自分でできることに喜びをもたせながら、健康生活に必要な習慣の自立をはかる。
(2)友だちとのつながりを広げ、親しみを増し、集団としてのまとまりができるようにする。
(3)自己主張をはっきりとさせ、自主的な行動をとらせる。

5歳児

◎友だちとのつながりを深めながら、いろいろな活動を通して自立と自信を養い、生活経験の範囲を広げていく。

(1)安全に必要なきまりをわからせ、危険をさけることができるようにする。
(2)自己主張をしたり、他人の立場を考えながら行動ができるようにする。
(3)進んで集団活動に参加し、自主、強調の態度をもつようにする。